ティファニーストーンのことを書き忘れてました

Stones

先日の「ティファニー社が命名した石達」の記事の中に
ティファニーストーンについても書いておこうと思って、
すっかり忘れてしまってました。

とはいえティファニーストーンは「ティファニーが命名した石」ではないんですけどね。
そのまんま、ティファニーという名前がついてますけど。

ティファニーストーンは、産地が、
アメリカ、ユタ州のトーマス山脈周辺のみという、極めて限られるものであるため、
近い将来、市場からは姿を消すだろうと言われているようなんですけど、
今出回っているものはやっぱり、以前ほどキレイじゃないですよね。
うちでも、石英のだいぶ混じった、ティファニーストーンシリカと、
そうつけられてたものしかなかったりするんでナンですが。

これね、このセンターの、紫と白の混じったみたいな石ですね。
多分、何年か前に手にされている方は、
混じりの模様が美しいものをお持ちじゃないかなと思います。
硬度も余り高くなかったり、水にもちょいと弱かったりしますので、
大切にしてくださいねぇ。

この石は、パープルフローライトやカルセドニーやロードナイトや
いろんな鉱物が混じっていて、それがオパール化したものといわれています。
なので、オパライズド・フローライトとか、
色味から、アイスクリーム・オパライトとか、そんな呼び名もあります。
アメリカのアイスクリームとかケーキとか、日本人が見るとびっくりするような色、あるよね(笑)

さて、では、なんでこの石に「ティファニー」の名前がついているかというと。

先日のブログに書いた「よし、クンツくん、キミに決めた!」( ・∀・)b な社長ね(笑)
創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーさん、
この方の息子、ルイス・カムフォート・ティファニーさんって方が、アーティストだったんです。
主にガラス工芸とか、宝飾デザインとか、
まあ、いろいろと手がけてはいらしたみたいなんですけど、
アメリカのアールヌーボーの第一人者と称される人物で、
特にステンドグラスやモザイクガラスの作品が有名だった方なんですよ。

クンツさんが作った、モルガンコレクションを出展した1900年のパリ万国博覧会には、
ルイスさんの工房「ティファニー・スタジオ」の作品も出展されており、
とーちゃんの会社の展示をもしのぐほどの人気だったとか。

という、創業者の息子の作品達に、この石が似ていたから。
⇒これ作品の画像検索
一覧一見すると、う~ん?似てる?なんだけど(笑)
乳白色のガラスに色を混ぜて作っている作品らしいので、
よ~く細部を見ると、あ~!と思います。

アメリカのユタで採れた美しい模様のある特徴的な石だから、
アメリカを代表する芸術家の名前を冠したってところでしょうか。

ただ、オパライズド・フローライトと言ったら、
別にティフィニーストーンじゃなくてもあるんですよ。
他の産地のものだって、オパール化したフローライトはあります。
だから「ティファニーストーン」という名前は、ラリマーと一緒なんですね。
ラリマーは、ブルーのペクトライトですが、
ドミニカ産の独特の美しい波のような模様のあるもののみにつけられた流通名です。
違う産地のブルーペクトライトは、ラリマーとは呼ばないんですよね。

例えば同じブルーペクトライトでも、オパライズド・フローライトでも、
産地が違えば、地質もその歴史も環境もちょびっとずつ違うので、
ベースはこの石、だとしても、
含有成分にも微妙な違いが出るために、見た目も違ってきたりします。
特徴的な模様とかね。
そういったことも含め、鉱物としては一緒のくくりでも、宝石としては違うぜ、と。

いや~、複雑だよねっ♪
↑結構おもしろがっています(笑)

 

これは産地の話じゃないので蛇足ですけど。
「ルベライト」って呼ばれる石があります。
赤いトルマリンのことなんですけどね。
今、市場に出回っている原石とかのルベライトは、ホントにルベライトって意外と少なくって、
結構な数、これはルベライトではなくピンクトルマリンでしょーよ…なんですよね。
なんでかと言うと「ルベライト」って「ルビーみたいな」って意味なんです。
だから、ルビーみたいな赤さが出てなかったら、それはピンクトルマリンなワケ。
これ不思議とビーズの場合は、ルベライトって言ってたら、なかなかに赤いのに、
原石のほうが、ピンクなのにルベライトで出てることが多いですねえ。

ルビーの場合は、鉱物として「コランダム」であるのは確かなので、
真っ赤じゃなくっても、多少紫がかっててもピンクっぽくても、
ん~、まあ、ピンクサファイヤじゃなくって、
これっくらいはルビーでいっかぁ、は、アリなんですって、本家だから。
でも「ルビーみたいな赤いトルマリン=ルベライト」の場合は、
そもそもが「そっくりさん命名」だから、
その「赤」って部分の許容範囲は狭まるんだよ、
と、とある鑑定家の先生が言っておられました。

ということで、これはピンクトルマリンの原石です。

っていうようなね、ホントはこうなんだけどさ~ってお話が大量にあるのも、
私にはかな~り、おもしろいんですよ。
なにも石の世界に限らずってことなのかもしれませんが。
けどなんか石は、ちょっとした魔窟感(笑)みたいなのがあるんだよね、こういうとこに。

と話ソレまくって終了です。
あ、うちのショップのセール、本日14日いっぱいでございますよ~♪

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