自分がまさかの「拾い集めタイプ」だと、嫌でも認識した日

Invisible

以前別所で何度か書いたことなんですけど、
こちらにもまとめておこうかと思います。

私は、いわゆるHSPです。
だけど、自分で自分のことをセンシティブだなんて、
これっぽっちも思ってはいませんでした。
むしろ、おおざっぱで雑な性格、性質だと思い込んでいました。

ただ、小さい頃はこうだった、ああだったと
大人達からいろいろと聞かされる話は、
まー、とにっかく育て難い、めんどっくさい子供(笑)
それが、よくぞ、まあ、
こんなに呑気にあっけらかんとした子に育って。
褒めてるんだか、けなしてるんだか分からない大人達の言葉に、
むしろ私は、ほっとしていたように思います。

それが、 順応性とか柔軟性みたいなものが比較的高かったために、
知らず知らずのうちに、自分で自分を「生き易い」方面に修正し続け、
感じないことを選択してきた結果であることも
全く、自覚しないままに。

今にして思えば、それは周囲の大人達の期待でもあったのでしょう。
私は「そう」望まれるままに、センシティブな自分を抑え込んだのでしょう。
多分。

それが、否応なしに変化してきたのを、
自分でもなんとなく自覚し始めたのは、
2010年の9月に、石のショップを始めて以降です。

販売用、私物用共に、どんどん手元に増えていく石達。
それらの影響を私自身が全く受けないということは、
あり得なかったのだろうと思います。
石との出会いも、まあ、運命的と言えば運命的でした。
なんの疑問を挟む余地もなく、その方向に向かいましたから。

ちょっとスピリチュアル的な言い方をすると、
40代50代になって、自身の本来の何か、
それが何かは人によって違うようですが、
元々持っている、持たされてきた何かが、
ようやく発揮される、ということがあるようです。
多分世代的なものも大きいのではないかと思っていますが、
時代の環境、その時代を生きる大人達の影響などなどで、
幼少期そのまま表現できなかった世代は、そう。
多分今の10代20代は違うような気がしています。

同時に、霊能だとか、リーディングだとか、
ヒーリングだとか、チャネリングだとか、占いだとか、
そういった類のサービスを提供している方との出会いが、爆発的に増えました。
元々好きな分野ではあったので、アンテナが立ったのかもしれませんけど。

そういった出会いによって、
少しずつ少しずつ、薄皮をはいでいくように、
思い出すこと、認めざるを得ないこと、諦めること、
などなど、時間をかけて自覚せざるを得なかったんですね(笑)

そんななかのひとつが
「拾い集めタイプ」を認識したこと、です。

2012年当時私は、体調不良に悩まされていました。
内臓系ではなく、頭痛肩凝りの類です。
その頃はまだWEBデザインの仕事もしていましたので、
長時間PCの前でデザイン、コーディングするのが仕事でしたから、
頭痛も肩凝りも職業病みたいなものでした。
でも、春を過ぎた頃から、何をしても取れない肩の痛みを認識していました。
既に定期的に整体通いはしていて、
今までなら、それでさらっと取れていたものも、
翌日にはまた同じように痛みを感じてしまう、そんな感じ。
そして秋が来る頃、気付けば痛みは肩のみならず、
二の腕から肘下、手首辺りまでの疼痛になり、腕も上がらなくなっていました。

四十肩五十肩とは違う(それも以前経験済(笑)
なんとも言えない、しつこい痛みでした。
ある日、友人にその話をした時。
友人はいわゆる「感じる人」だったのですが、
ひょいっと眉を曇らせて、私の後ろに回り、
ちょっと我慢してねと言うと、
思いっきり、背中をどついたんですよ(笑)

ま、さ、か、と思いました。
実は以前、私は彼女に全く同じことをしたことがあったんです。
本人に頼まれて。
彼女はPTA役員仲間だったんですが、
いわゆる「気」の悪いところでの
夜の会合を避けられなかったことがありました。
私にはあまりよく分からなかったんですけど。
そして散会した後、夜の駐車場で、切羽詰まった顔の彼女に頼まれたのです。
とにかく思いっきり、平手で背中の真ん中を叩いてくれと。

あれか!
いててててと言いつつ、そう思った時、
ふいっと痛みが薄らいだことに気付きました。
へえ~と思い、そう告げた私に、
むしろ彼女が驚いて、トリハダを立てていたのが忘れられません。
何も知らない私より、経験のある彼女のほうが怖かった模様(笑)
ただ、今なら分かるのは、
私のはそういう、魔物的な怖さとは別物だったんですけどもね。

でも整体と同じく、それで痛みが薄らいだのは一時的でした。
翌日からまた。
本当にこれをどうしたものかと思いながら、迎えた秋の終わり。

当時私は、ミネラルショーや癒しナントカ的なところに、
できるだけ足を運んで、見て回っていました。
その一環で、横浜のとあるショーに出かけた時のこと。
期待していたほど石の出展はなく、
唯一目当てにしていたブースは、事前予約で集めたらしい女性の人だかり、
更に一見して「ちょっと違う」感を醸し出していましたので、
覗くことすらなく、もう帰ろうかなと思った時でした。

すっきりしますよ、試してみませんか?
肩凝りとか目の疲れとか。

そう声をかけてくれた方がいたのです。
…肩凝り
もう正確には肩凝りでは済まない状態だとは思いましたが、
思わず、仕事がら一日中PC見てるんで疲れてます~と答えていました。

あら、ならぜひ。
私、自信があります。
そう言った人の笑顔に吸い込まれるようにブースに座っていました。

何も知らずに引き寄せられるように座ってしまったのですが、
私の背後に回って、何やら始めたその方の様子と、
目の前のブースにあるリーフレットなどを眺めているうちに、
ああ、この方は、スピリチュアルカウンセラーという方なのかと、
やっと気づいたワケですよ。
遅いな(笑)

背後から、強い深呼吸のような音が聞こえ、
掌で肩や背中を払い流している感じがしました。
自分では、それが気持ちいいとか、楽になったとか、
そういう体感は、そうだなあ、その場ではほとんどなかったです。
ある程度の時間が過ぎた頃、その方が
少し焦りを感じているような声色で口を開きました。

あなた、どうしてこんなになるまで。
私がこんなに苦労するなんて、これ相当大変なことですよ?

少し手を止めて、私の横に回ったその人は、
秋も終わりの時期だったというのに、
額いっぱいに玉の汗をかいており、呼吸も荒く、
先ほどの柔らかな笑顔はすっかり消えて、
なんかちょっと、へろっへろという感じでした、見るからに。

何も感覚なかったんですか?と聞かれ、
きょとんとするしかない状態、私は(笑)
だって、何がなにやら、全く分からず。
あの、それは、どういう?みたいなことを聞いたと思います。

説明して貰ったところによると。
私の首から背中から肩には、
目には見えない太く頑丈な念の鎖のようなものが
幾重にも硬く巻き付いていて、
なかなか解れず、なかなか外れず、
とても酷い状態であった、そう。
自信がありますと言った人の、この疲労困憊っぷりを見れば、
な、なるほどと思わざるをえませんでした。

だけどそんな酷い念はいったいどこから?と疑問に思いますよね?
当時はまだ、私は自分をHSPだと自覚してはいませんでしたので。
そこら辺を尋ねてみると、
どこからとか誰からとか、そういう状態ではないのですよ、とのことで。
今ならよく分かるんですけど、当時は
なかなかすっきりと理解は出来なかったですね。
そういうのって、誰かが飛ばすから受けるんじゃないの?って、
それが一番分かり易い話でしたので。

続けて教えて頂いたのは、
あなたみたいな人が、こういうところに来る時は、
石を身につけて来なくちゃだめじゃないの!ってコトで。
教えて貰ったというより、怒られました(笑)

簡単に言うと、癒しナントカみたいな場所は、
いろんな人が日常の見えないゴミを捨てに来る場所。
そうこうして、すっきりと帰っていく場所。
そして私は、フロアのあちこちに落ちた不特定多数の落とした
目に見えないゴミを、ご丁寧に拾って自分にくっつけて持ち帰る人…

あー?納得いかねー!と騒ぎたかったですよ。
いくらなんだって、そんなお人よしじゃないもの(笑)
でも、もうこういうのは体質で、どうにもならないこと、
だから自衛、防御とメンテナンスしか手段はないのだと、
彼女は辛抱強く教えてくれました。
日常的に、石を使うこと、塩を使うことも含めて。

そういったものが取れると、視界がクリアになって、
例えば白い壁が、よりすっきりと明るく白く見えるものらしく
たまたま横の壁が白かったので、
見え方、変わってませんか?と聞かれたのですけど、
それ以前がどうだったかなんて、覚えてなかったですしねえ。
その場では何も、自覚できる変化はなかったんです。
肩も首も腕も、すっきりしたという感じもなかったですし。

非常に曖昧な返答をしながら、
それでも私は、自分がそういう体質であるということと、
注意事項だけはしっかりと覚えて帰宅しました。
体感は、まったくもって、何もなかったのですが。

ところがです。
翌日、朝、目覚めた時。

半年も悩まされていた、首、肩、腕、肘下までの疼痛が、
キレイに、それはもう本当に見事に、
キレイさーーーーっぱり、なくなっていました。

ちょっと興奮しました。
余りの見事さに。
昨日、何も分からんなんて言っちゃって、ごめんなさーいっ!
でも分からなかったんだから仕方ないんだけどー(心の叫び)

以来、教えて貰った自分の体質については、
常に頭の片隅に置くようになりました。
これだけ見事に体感させて頂いたら、
嫌でも信じざるをえなかったんですよ。
自分が体験してなかったら、今でも眉唾モノと思ってたかも(笑)

とは言っても、根っこがええ加減なもので、
うっかり油断も何度もあります。
人が集まる場所は、私には人一倍疲れを感じるってことも、
実際に何度か、帰宅後倒れてみないと気付かなかったり、
イベント等で1日に何人ものてのひらに触れたりすることでも、
何か拾ってしまっているようで、
帰りの駅のホームで、どうしても立っていられなくなって、
慌てて構内のベックスコーヒーに駆け込む、なんてのも、
一度や二度じゃないんです。凝りませんねえ(^m^)

その後、いろんなプロテクトや浄化も試してみましたけど、
海外でいうところのバブルなんとか、
自分がシャボン玉の中に入ったようなプロテクトのイメージ、
日本だと、卵のカラが自分の周りをガードしているイメージ、
みたいなのは、私にはイマイチのようでした。
自分を護るイメージングの力は乏しいらしい(笑)
それよりも、実際に触れられる石を持つほうが向いているようです。
同じプロテクトのイメージでも、
私の場合は、石を媒体にしたほうがいいことも分かりました。

あとはもう、持ち帰ったら都度、祓う、ですね。
ショップにある浄化用のもろもろは、
私のそんな試行錯誤の上で、並んでいるものです。
クリスタルチューナーだの、ホワイトセージスプレーだの、
水晶さざれ枕だの、お風呂用さざれだの、
ヒマラヤ岩塩だの、セレナイトワンドだの。

以降、あれほどの痛みでどうにもならないということは、
一度もありません、おかげさまで。

私の場合は、なかなか自覚しないヤツはこうだ!
的なスパルタな出来事だった気もしないでもないですが(笑)
なんとなく自分もそうかも…と思われる方は、
ひとまず「そうだ」と思って、
いろいろ試してみることをオススメしますよ。
塩で髪洗ってみるとかね、水晶で寝てみるとかね、
塩風呂、水晶風呂試してみるとかね。
人によって向き不向きはあるようですが、
塩や水晶は、実際にかなりの方が実感を伴ってくださっていますので。
簡単にできるものがあるのに、試しもせずに、
辛いの~、辛いの~、分かって~と嘆いているだけじゃ、
ただのかまってちゃんでしかないのですものね。
そしてもし、使うのを忘れてしまう程度であれば、
それはきっと、ご自身が心配するほど、
日常生活に強い影響を及ぼす感覚ではないのかもしれません。
そしてそれはとってもラッキーなことだと、私は思います。

 

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