クリスタルの特徴的な形状いろいろ

Stones

以前アメブロで書いたものを加筆修正した記事です

クリスタルにはいろんな用語集、みたいなのがありまして。
水晶が多いんですけど、結晶のさまざまな形状に、
それぞれいろんな名前がついています。

あ、クリスタルって「結晶」のことを意味しています。
日本ではクリスタル=水晶のイメージが強いですが、
水晶は「クオーツ」ですね、クリスタルは「結晶」なので、
クリスタルと言った場合には、水晶に限らず結晶全般を指します。

で、それら特徴のある形を持つクリスタルに対する、
古くからのいわれ、伝承などに加えて
それなりに影響力を持つ、クリスタルワーカーの方々が、
なんらかの意味を見出したもの、っていうのが、
多分一般的な説明になるかなあ。
なので、それら名称のある形状を持った石のエネルギーは強いとされており、
それらを総称してマスタークリスタルと呼ばれたりもします。

マスタークリスタルで検索して頂くと分かりますが、
膨大な種類、あります。
レインボーを持つものも、マスタークリスタルとされてますし、
レムリアンシードもメタモルフォーゼスも、そのひとつです。

昔ね、全部まとめようと思ったこともあるんですけど、
かなり多くて、ちょっと断念(笑)
でも頑張って今回は以前より少し多めに集めてみます。

一般的にマスタークリスタルと言われるものではなくても、
その石が持つ人にとって惹かれるもの、大切なものなら、
それでいいじゃんっていうのが、私の考え方のベースにはあったりしますので、
マスタークリスタルであるからこそ、格別にすごいんだぜって売り方は、
今も昔もしてないつもりではいますが、
明らかにそのお陰で価格がね~これ以上抑えられないのよ~(涙)って場合は、
思いっきり言ってます、書いてます。
レムリアンシードですとか、スターシードですとか、メタモルフォーゼスですとか。

ただ、たっくさん種類があるので、手持ちのものを探せば
何かはひっかかるような気もしますよね(^m^)
とはいえ、ほ~、これがそうなんだ~っていうのは、見ていて結構楽しいのですよ~。

あ、基本的な用語ですが、
ポイントの先、錐面部分をファセットといい、下の柱状の部分を柱面といいますよ。

それでは始めましょう♪
長いよ?覚悟してください(^m^)

イシス

結構有名かなーと思います。
ファセットのひとつが5角形で、上部の2辺が長くバランスの良いもの。

エジプト神話の有名な女神で、オシリスの妻、ホルスの母、イシスから命名されています。
女性的な波動で、穏やかな安らぎと調和をもたらすことで、
魂の成長や進化をサポートする、等、言われていますね。

ウィンドウ、カイト

ファセットと柱面の間にある、ひし形ダイヤ型の窓。
大きめをウィンドウといい、小さいものはカイトというようです。
これはカイトですね。

自分でも気づかない自己の内面へと繋がる窓、のようです。
迷いが生じた時に導いてくれるため、瞑想時にも最適らしい。

エレスチャル

骸晶、ジャカレー(鰐)水晶のように、ゴツゴツしていたり、
骨格のような「枠」が目立つ感じのもの。
ビーズではスーパーセブンとかセイクリッドセブン等もエレスチャル名で出ていますが、
こちらは鉱物学的に骸晶という状態が観察できるものということで。
非常にゆっくりと時間をかけて結晶する水晶の最終形態とか
天使の波動とか言われるのですが、出来方としては逆に
濃度のかなり高い珪素水溶液の中で、周囲の鉱物等を巻き込み、
短時間のうちに勢いよく結晶し過ぎて、全体が追い付かなかった状態のようです。
製氷皿の、氷のキューブが完全に固まる前の、枠だけ氷の状態に近いんですね。
なので、枠しっかり、中段々の凹み、のような形が観察できる訳です。

とても繊細なエネルギーで、優しく神秘的で奥深い地球の叡智や
アトランティスのメッセージを秘めているともいわれます。
ただ、個人的に今まで見てきたものは、
様々言われているよりも、しっかりとした強さを感じたんですけどもね…

カテドラル

表面がデコボコとした状態で結晶しているため、
キリスト教の大聖堂やお城のような建築物に似ている形のもの。

知識の象徴カテドラルライブラリーと呼ばれることもあり、
叡智の館、宇宙的な図書館、古代の叡智、
それらの情報にアクセスするのを手助けする石と言われます。

キー、ゲートウェイ

表面に、三角形とか六角形の、鍵穴、入り口、みたいなくぼみがあるもの。
他の結晶による干渉の跡です。
いろいろな形状がありますが、すり鉢状に凹んでるのが強力らしく、
これ、写真ではよく見えませんが、
まんま、ポイントを引っこ抜いた跡、みたいな内部に向かってとんがった凹みです。

自己の内部探求や別世界、別次元への扉を開くと言われています。

スター

正面から、もしくは真裏から強い光を当てると出る4条や6条の光のラインのこと。
マダガスカル産のローズクオーツやミルキークオーツ、
モリオンなどにも時々みられるもので、
コランダムやガーネット等にも出ることがあります。
結晶内に含まれる微細なルチルなどの反射と言われていて、
たとえば水晶系の場合、
結晶の断面六角形の対角線に沿ってラインが出るようなので、上記写真のスター達は、
スフィアやタンブルのこの真後ろ側反対面にも同様のスターが出ます。
光を傾けるとスターはぷるぷると移動して可愛いんですよ。

レインボー同様、その石が持つエネルギーの増幅と言われます。

スターシード(ヴィジョンクオーツ)

基本的に一般的な水晶と比べて、とても透明度が高いものが多く、
(透明度の高いものと表面摺りガラス状のものと2種あるようです)
柱面6つのうち、1面おきに約3面、写真のような流れ星が突っ込んだような凸凹のあるもの。
凸凹のグリフ面⇒成長痕のバーコード面と交互のものも比較的多いです。
ファセット部分も、チャネリングであったりダウであったり、
レコードキーパーがあったり、貫入があったり虹があったりするものもあり、
こちらでピックアップしたような名称のついている特徴を持つのも多い石。
流通し始めたのは2016年らしく、
当時はスターシード、スターブラリー(Star + Library)と呼ばれていましたが、
当時出回った総量的にも、余り日本には入って来なかったのかもしれません。
2017年に初めて扱った時も、かなりマイナーで情報は極めて少なかったです。
その後、数年発掘されず、2019年以降に再度出回り始めた時は、
ミナスジェライス州ゼッカデソウザ鉱山産のものに「ヴィジョンクオーツ」名が付けられていました。

宇宙の記憶、星の記憶の種。星の記憶の図書館。
そんな知恵、記憶を人々に伝えるクリスタルのようです。
スターシードである方にとっては、故郷の星からのメッセージかもしれないですね。

プレアデス

ドット状、斑点状のグリフのことをプレアデスと言うようです。
「星の記憶」を言われるのも、なるほど、でしょうか。
最初の写真2枚目もドット状と言えばドット状かなと思いますが、このスターシードは見事に円です。
そしてこちら、表面は摺りガラス状タイプ。

セルフヒールド

折れたり切れたり、傷ついた部分から新たに再結晶してして
自分自身で切断面を修復しているように見えるもの。
ポイントの底の断面から、ちょびちょびっと
結晶の頭が出てるのが多いかもなんですが、
写真のものはかなり再結晶が進んで、
柱面ができ、にょきにょきしているタイプなので、
セルフヒールドが進んだ「マルチポイント」とか
「マルチターミネーション」とか言われるほうでしょうか。

もうひとつ見つけました。これですね、セルフヒールド。
これは反対側にメインの大きな先端があって、こちらは下の切り口?側。
ざくっと群晶から折れたり外れたりしたところに、新しく結晶ができ始めて、
鋭利な切り口ではなくなっている感じ、分かるでしょうか。

形状、出来かたそのまんま、
癒し、生命力、再生、再出発、新しい自分の才能や能力の目覚め等をいわれます。

タイムリンク

パストタイムリンク

ファセットと柱面の間にある平行四辺形のうち、
左に傾いているのが、パストタイムリンク。

自己の過去、過去世へのリンクと言われます。

フューチャータイムリンク

ファセットと柱面の間にある平行四辺形のうち、
右に傾いているのが、フューチャータイムリンク。

自己の未来、時空を超えた来世へのリンクと言われます。

タビュラー、タビー

向き合った2面の幅が広いために平べったい6角形で、
ポイントの先もマイナスの形となっているもの。

対極なものとの調和と言われています。

ダブルポイント、ダブルターミネイテッド

両錘、ですね。両側がポイント型になっているもの。
セルフヒールド系でなく、切れ目が分からない形で両側にポイントがあるものは、
柔らかい土壌の上で、両側にすくすくと成長したものであるようです。

両側からバランスのとれた気を発し、気の流れを整え、バランス感覚を養うとも。

ハーキマー

ハーキマーダイヤモンドは柱面の極めて短い
ダブルターミネーテッドが多いことで有名です。

ハーキマーダイヤモンドと言っても、ダイヤモンドではなくて、
ダイヤモンドみたいに雑味の少ない煌めきの強い、
ニューヨーク州ハーキマーでのみ採られる水晶につけられた名前です。
なので中国産ハーキマーダイヤモンドとか
パキスタン産ハーキマーダイヤモンドというのはあり得ないんですね。
ご注意ください。
確かパキスタンでよく似たような形状のダブルポイントが出るみたいなんですよ。
「パキスタン産ハーキマーダイヤモンド風ダブルポイント」なら、あり(笑)

チャネリング、ダウ

チャネリングは、ファセット面に大きめの7角形があり、
その反対側が3角形である形のこと。

高次からの情報と深い自己探求の石だそうです。
瞑想のお供に良さそうですね。

ファセットの全てが、7角形×3角形のセットでできているものが「ダウ」
クリスタルワーカー、ジェーンアン・ダウさん命名。
ジェーンアン・ダウさんは、この頂点の形を調和の曼荼羅と呼んだようです。
写真のポイントはポリッシュドポイントなので、
ある程度、細部調整をして磨かれているかもしれませんが
一応形としてはその状態でしたので、サンプルと致しました。

自分を含む完全な世界の象徴。
自らの魂との完全な調和を言われる石。

このポイント内にファントムがあれば「シャーマンダウ」
この上、更に神秘的なパワーを持つことになるようです。

ファントム

ファントム=幻影。
クリスタルの中に過去の成長面が残っているもの。
なんらかの環境の影響で一旦成長が止まり、
結晶の表面を、気泡や他の鉱物が覆った後、再度成長を続けた跡です。
写真はホワイトですが、グリーンやレッド等、覆った鉱物によって色も様々です。

再度結晶するという出来方から、克服、再生、成長などの意味を持ち、
瞑想に使うことで、潜在能力を引き出す、魂の奥深くへと旅立つ等ともいわれます。

バーナクル

バーナクルはフジツボのことで、岩に張り付いたフジツボのように
他の結晶がばら撒かれたようにくっついているもの。

家族や周囲の人たちとの絆や信頼を深め、心に安定をもたらす、
コミュニケーション能力や感受性を高めて、魂を成長させるなど言われます。

メタモルフォーシス、メタモルフォーゼス

多分鉱物的には、ミルキークオーツでいいのではないかと思いますが、
ブラジルの2つの鉱山からのみ産出されるもので、いわゆるメロディストーンです。
(クリスタルワーカーのメロディ女史が命名したもの)
ガンマ線を照射すると黒く変色し、それを更に加熱すると、写真の右側のような
グリーンがかった金色の「オウロベルディ」となることから、
メタモルフォーシス=変化、変容と名づけられました。

変化を受け入れる柔軟性やチャレンジ精神を育み、
新しい自分を見出すサポートとなるといわれます。

レインボー

文字通り、虹を有する石。
レインボーは内部のクラックに沿ってできるので、クラックのないものには出ません。
クラックのミクロ?の隙間の間で、光が反射し合ってできると言われています。

スター同様、その石の持つエネルギーの増幅であると言われます。

レコードキーパー

ファセット面に出る、少々盛り上がっている感じの三角形や
針でひっかいた痕のような三角形のあるポイント。
この三角形のあるポイントのことをレコードキーパーと言うんですが、
つい、レコードキーパーがあります、と三角形そのものを言ってしまいがち…私も(笑)
水晶が結晶していく過程でできる成長丘であるようで、
ファセット面に大きく緩い三角が出ているものも多いです。
最後の写真、真ん中の三角の下に、そのタイプの大きなものがありますね。

古代の叡智、レコードをキープしている水晶だと、そういうネーミングですね。
記録されている叡智に繋がるための石。
古代レムリア人、アトランティスの叡智、そんなふうに言われています。

ちなみに、下向き▼のトライゴーニックもありますが、
こちらは蝕像、水晶の表面が溶けてできた形のようです。
トライゴーニックのほうが希少で、持ち主を選ぶと言われるようです。
なんとなくトライゴーニックだよね~って石はあったのですが、
明確に分かる写真が撮れませんでしたm(_ _)m

レムリアンシード

レムリアンシードという水晶が最初に出回ったのは1999年頃だったようです。
ブラジル、ミナスジェライス州セーラ・デ・カブラル、カブラル鉱山で採掘され、
クラスターではなく、単結晶の形で見つかりました。
米国のクリスタル研究家、カトリーナ・ラファエルさんが
ヒーリングに適した水晶を探すためブラジルに出向いて出会い、
「古代レムリア大陸の波動を有している水晶」として「レムリアンシード」と名付けたものです。
特徴は、柱面一面おきにレムリアンリッジと呼ばれる特徴的な成長線があること。
ポイントの形としてこの写真のものは、かなりリムリアンシードらしい形です。
全体的に先細り型で、ファセット面がしっかりカクカク横に張ってないものが多いんですよね。

その後、同様米国のクリスタル研究家、キャサリン・クラコリーチェさんが
ロシアでロシアンレムリアンを見つけ、
その後、コロンビアでも、
コロンビアレムリアンと呼ばれるものが採掘され、流通しました。
それからほどなくして、カブラル鉱山もロシアの鉱山も、採掘は終了してしまい、
カブラル鉱山跡は今、川になってしまっているとか。

で、現在、ブラジルからは今でも、
同じミナスジェライス州のディアマンティーナ産のものや
ゴイアス州で新しい採掘ポイントが見つかったと言われて、
レムリアンとつけられた水晶が流通しています。
それらがカブラル鉱山のものに極々似通った特徴を持つものだったとしても、
それは多分、最初に命名したカトリーナ・ラファエルさんのあずかり知らぬところじゃないかなとは思います。

レムリアの叡智を伝える石。
刻まれた情報に共鳴することで癒され調整され、魂の目的に導かれる…等々言われます。
レムリアンリッジを指でなぞりながら、瞑想すると良いようですよ。

こんなふうにいろいろ、実はまだまだあるのですが、
できるだけ自分のところにある写真を使ってみて頂こうと思ったので、
今回はこの辺で。

意味やエネルギー云々はいろいろと言われていますが、
すごいなあ、おもしろいなあ、なんでこんな形になるんだろーうって、
子供みたいに目をキラキラさせてみる気持ちが一番なんじゃないでしょうかね~。

石の種類についても、
一般的にはこう言われていますというおおまかな伝承があって、
確かにそういう石だなあと思うことも多いんですけど、
でもこれ、日本人の特性はこうでね、アメリカ人はこうでねっていう、
国民性みたいなものに近いと思っているワケです。
個人個人の性格、性質は違うでしょう?
石も、そういうもんだと思っています。

お楽しみ頂けましたら、幸い♪

コメント