2018.7.21.お客様が使う分には何とも思いませんが、私は使わない理由。
うーんと一言で言うと、キライだからです(笑)
結論だけ言っちゃうと身も蓋もないですが。
とはいえ、あ、私、あの人とやり取りする時に、パワーストーンって言っちゃった~とか、書いちゃった~とかのご心配は無用ですよ。
お客さまがお使いになる分には、なんとも思ったりしませんので。
ただ、こちらから発信する内容に、パワーストーンという言葉は使わない、好きじゃないから。
それだけのお話です。
パワーストーンという言葉が出てきたのは、いつ頃のことだったんでしょうか。
私が中学・高校の頃には既に、雑誌の裏表紙には、多分主に、山梨の業者さんだったと思うんですけど、幸せを呼ぶ石、ラピスラズリ、みたいな広告が出ていました。その時はまだ、パワーストーンという言葉は載ってなかった覚えがあります。
ウィキペディアさんによると、「脚注」のところに、1980年代もしくは1990年代のようだと、ありますね。
アメリカのニューエイジムーブメント等々の影響が大きいとは思いますけど。
石にはパワーがあるんだよ、だからパワー(のある)ストーンだよ。
っていうね、それ自体は別にいいんですよ、安易だけど(笑)
でも言葉が育つと、そこに纏わりつくイメージみたいなものがあるでしょう。
パワーストーンなんだから、パワーがあるんだから、持っていれば、私になんらかの幸運を運んでくれるに違いない、のに。
なによこれ、なんもいいことないじゃない。
それどころか、持ってから逆にロクなことがないんですケド。
持ってしばらくしたら、めっちゃくすんだんですケド。
もしかして、なんか悪いことが起きるんじゃ?
簡単に言うとね、こういう感じのこと。
多分私が、ナンだかなーと思っているのはここだと思うんですね。
あのね、それみんなね、石、関係ないのよ。
全然違うの。
石のせいじゃないから。
濡れ衣だから。
だってね、パワーストーンとかでなくて、例えば海岸に落ちてたキレイな石、わあ、なんか好きだなあと思って持っているだけだったら、たとえ同じ状況にあったとしても、そんなことは思わないはずなんですよね。
力があるというものを身に着けていさえすれば、自分にも何かいいことがあるに違いない。
影響力のある人の側にいて覚えがめでたければ、自分もなんかいい目が見られるに違いない。
変わらないですよね。
この、下心(笑)
だってそこにあるのは、依存なんですもん。
その依存をベースに目論んでいた下心が、上手いコト叶わなかった時、人は、相手の悪口を思うのですね。
なんだ、あの人もたいしたことないよね~。
パワーがあるって聞いたのに、なによ、この石。
パワーストーンという言葉には、いつの間にかそういった構図が染み付いてしまったんじゃ?と、どうにも思えてならないんです、私には。
私には、ですよ、
は?ちがーよ!と思う方がいても、いいと思いますよ?
だから「私は」キライだから使わない、ってだけの話なんです。
人がどう思って使っていたとしても、そこはどうでもいいし構わないし、いや、違うという方がいらしてご意見頂いても、それはそれ。
ああ、そうなんだ、あなたはそう思われるのですね、なるほど、でも、私のスタンスはコレだから。
それだけです。
どんなに力があると言われる石を持ったからって、ただそれだけで、自動的に夢が叶うなんてことはない。
できればそう考えて頂きたいなと思っています。
私自身は、石にはやっぱし、なんっかいろいろあるよなあ、どう考えてもと、そう思ってはいますけど、でもそれは、ただ手にしただけで持ち主を幸運に導く魔法のようなものとイコールではない。
そうも思っています。
目指したいところがあれば、自分も努力いたしましょう。
石はそのサポートをしてくれる存在だと、私は思っているんです。
水晶枕だって、浄化用のネックレスだって、日常を健やかに過ごすためのサポートとして、販売していますよ。
面白いのはね、お客さまから、今、なんかこの石が気になって仕方ないんですよ~って、お問い合わせとか頂くでしょ。
で、その石は、こういう石だと言われてますよね~♪なんて返すと、かなりの確率で、うそぉ、今、会社でこんな状況で、とか、プライベートがこんな状況で、いや~ん、だから気になってたのですね~、と(笑)
お返事を頂きます。
だからさあ、だいたいの方が、金運だの恋愛運だのと、パワーストーン的な効能効果を謳われなくても煽られなくても、そんな情報など全くない状態で、ご自分が今、持つといいんだろうなあって石を選ぶ力は、充分にお持ちなんですよね。
石の選び方は、基本直感でっていうのは、そういうコトですよね。
石に惹かれるみなさんが、ひとりでも多くのみなさんが、健やかで楽しい日々を送れますように。
そこに、うちから巣立った石が一緒にあったら、ホントに嬉しい。
そんな店主なんでございます♪
あ、追記
ごく稀に、例外もありますよ。
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